目黒区役所(総合庁舎)
2011.5.10
中目黒の行政サービスの中心、目黒区役所(総合庁舎)です。
区役所外観
もともと、目黒区役所は東横線の祐天寺駅~学芸大学駅の中間にありました。
しかし、駅から遠く不便であったこと、また施設が手狭になっていたこと(近隣のビルを借りて
間に合わせるほどの状態)が問題でした。
区は区役所の建替えを含めて検討していましたが、予算や建替え中の区役所機能をどうするか等、
問題が多く、長らく結論が出ない状態になっていたようです。
そんな折、中目黒に本社を置いていた千代田生命が経営破たんを起こしました。
千代田生命は資金調達のため、本社建物の売却先を探し始めます。
この本社建物は、著名な建築家である村野藤吾氏が設計した建物で、建築関係の賞も受けている
ような価値のある建物であったため、各方面から売却で取り壊されることを懸念する声が上がりました。
目黒区はこれに目をつけ、新しい区役所として買収することを即決します。耐震補強等の改造工事を
経て、2003年に目黒区総合庁舎としてリニューアルオープンしました。
区役所西口(中目黒駅側)
建物の設計としては、駒沢通り側にある南口が正面玄関なのですが、大抵の人は中目黒駅から
近い西口を利用していると思われます。
西口を入ると、中目黒に引っ越してきたら最初にお世話になるであろう戸籍住民課があります。
その他、各種会議室や屋上庭園などもあります。
区役所の窓口受付時間は、基本的に平日の午前8時30分から午後5時です。
ただし、住民票・印鑑登録証明書等の発行については、平日は午後7時まで、
土日は午前10時から午後4時30分まで受け付けているようです。
祐天寺時代の庁舎は、駅から庁舎まで店もない区域が多くあり、少し退屈でした。
しかし中目黒の庁舎は、駅前商店街「目黒銀座商店街」を通って行くことができ、庁舎までの
道が楽しくなりました。
駅から徒歩5分と多少距離がありますが、あまり距離を感じないのが魅力です。